「頓田の森」のシイの木の話

 50年前の大戦では、甘木.朝倉でもたくさんの人が亡くなり、傷つきました。
その象徴的な事件が、「頓田の森」でおきました。昭和20年3月27日、アメリカ軍
のB29という爆撃機から落とされた爆弾の一発が、「頓田の森」で炸裂。爆弾は
木々をなぎ倒し、「森」に避難していた31名の子ども達の命を奪いました。
この木の裂け目は、そのときできたものです。
 それ以来、木は子どもたちの悲劇を語り伝えてきましたが、ついに力つきて、
一昨年、(平成6年)枯れてしまいました。しかし、戦後50年を記念して、平和を
願うみんなの力で、ここにこうしてよみがえりました。四つの輪は、誕生、成長、
死、そして再生を意味します。「森」では、木のおなかの傷あとから生まれた若木
も育っています。
 これを機会に、どうか、平和の尊さを語る木の声に、耳をすませてみませんか。

平成7年8月6日
甘木市平和事業実行委員会