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花粉症について



  1. 花粉症とは

  2. 花粉症の症状

  3. 花粉症の発症要因

  4. 風邪との違い

  5. 花粉症対策・治療

  6. 花粉の種類

  7. 花粉飛散カレンダー

  8. 朝倉花粉情報(過去データ)

  9. 花粉症関連リンク集

1.花粉症とは

 春や夏など、ある季節になると、鼻がむずむずし痒くなって、くしゃみを連発し, 水ばながたくさんでて、鼻がつまってくる人がいます。 鼻のほかに、目のかゆみ、ゴロゴロする、涙がでる、咳がでる、のどがゼイゼイする、顔がほてる、寒気がする、 皮膚がかゆい、 お腹が痛いなどの症状を伴うこともあります。

 この症状は風邪と似ているため間違えられることがありますが、このような症状の多くは 空気中に 飛び散っている花粉を吸い込んで起こるアレルギーで、花粉症といわれています。

 アレルギーを起こす花粉として、スギ、ヒノキなどの樹木、カモガヤ部屋イメージ、オオアワガエリなどのイネ科植物、 ブタクサ、ヨモギなどのキク科植物などが知られていますが、この中でもっとも患者が多いのは、春のスギです。

 花粉症は成人の女性に多い傾向がありますが、最近は子供にも増えてきました。 どうやら家族にアレルギーの素因があると、花粉症になる度合が高いようです。


2.花粉症の症状

(1)鼻の症状

 花粉症の3大症状は、「立て続けに出るくしゃみ」「止めどもなく流れる水のような鼻水」「夜も眠れないような 頑固な鼻づまり」 であります。これらは目の症状と同時に起こる場合が少なくありません。

(2)目の症状

 最も多く見られる症状は、「かきむしりたくなるほどの目のかゆみ」です。 この他にも、「しろ目が赤くなる」「チカチカして涙が止まらない」「目がコロコロする」といった症状が現れます。

(3)その他の症状

 花粉症の症状がひどくなると、顔の皮膚がピリピリしたり、全身がかゆくなることもあります。 また、ゼイゼイして呼吸が息苦しくなるといった喘息ようの症状や頭痛、集中力の低下、イライラ感など、 花粉症は心身ともに悪影響をおよぼしてきます。


3.花粉症の発症要因

(1)花粉飛散は猛暑の翌年に多い

イメージ  スギ花粉の飛ぶ量は、雄花の成長期にあたる前年の7月前後の気象条件が、影響します。

空梅雨、猛暑であった夏の翌春は、スギ花粉飛散が多く、長雨、冷夏の翌春には少ないと考えられます。

(2)気象条件としては

雨の日の翌日、

晴れて温度の高い日、

風の強い日に花粉飛散が多い。

(3)大気汚染

 都市部でスギ花粉症が急増しています。
自動車通行量など大気汚染物質の多い地域で、とくに高いというデ−タが得られています。
スギ林で放出された花粉は、大気中を数十キロはなれた都市部まで到達する間に、 さまざまな大気汚染物質の微粒子を吸着し汚染されます。
それがスギ花粉症の増強因子となっている可能性があると考えられています。

(4)ストレス

 過労や精神的なストレス(不安、イライラ)は、アレルギ−症状の現れるきっかけになったり、
症状をさらに悪化させます。

(5)食物

 食生活の変化、特に卵、肉製品を主とする高蛋白・高カロリ−食摂取による
抗体産成能亢進の関与が考えられます。


4.風邪との違い

項目
花粉症
風邪
一般的に発熱は少ない。 発熱を伴うことが多い。
ほとんどが目のかゆみを伴う。 目のかゆみを伴うことは少ない。
鼻水
鼻水は無色でねばり気がない。 黄色や緑色でねばりのある鼻汁がでる。
天候
晴れて風の強い日は症状がひどい。 天候は症状に影響しない。
花粉飛散時期
花粉の飛散時期は軽快・悪化を繰り返す。 短期間で軽快する。
体質
本人、家族が、アレルギー体質であることが多い。 本人、家族がアレルギー体質であることは少ない。

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