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  緒方春朔 −わが国種痘の始祖−  
-新刊本の紹介-
種痘の祖緒方春朔

「福岡県医師会長特別賞医学論文」
『種痘の祖緒方春朔』の表紙

出版社:(福岡)西日本新聞社
発売日:2005/11/15
体裁:四六判、上製、250ページ
JAN/ISBNコード:4816706577
定価:1,500円

紹介(西日本新聞社)

 緒方春朔(1748-1810)は、福岡県久留米市出身で、後に秋月藩医として同県甘木市に移り住んだ医師。天然痘の予防に尽力し、人痘種痘法に日本で初めて成功した人物といわれています。

 本書は、甘木市在住の医師、富田英壽さんがライフワークとしている緒方春朔の研究をまとめたものです。診療の傍ら資料収集や遺品調査を行い、郷土の医師の功績を丹念に掘り起こしています。

 種痘法を一般の人々にも理解してもらうために『種痘必順辨(ひつじゅんべん)』などの解説書を著し、天然痘という恐ろしい伝染病も予防できることを広く伝えた人物。その足跡を知る格好の書です。


※2006年3月20日に3市町(甘木市、朝倉町、杷木町)の合併により、新市「朝倉市」となる。
著者からのメッセージ

【まえがきより】
 緒方春朔(1748-1810)は、種痘によって天然痘予防に尽力した、わが国における最初の功績者である。
 春朔は、種痘法を広めるためには、種痘を未だ信用しない医師や一般人に理解してもらわなければならないと考え、分かりやすい和文の種痘解説書を出版した。さらに種痘法の教えを請う医師には積極的に伝授し、種痘が安全に、正確に施されるように努めた。この時代には、春朔ほど種痘を全国に広げ、天然痘の予防に努めた医師は他に見当たらない。
中略
 そこで春朔がどのような天然痘撲滅への働きをしたのか、彼の天然痘撲滅への道程の一駒を紹介し、春朔の偉業を称えることが本書のねらいである。そのための一助に、春朔が著した『種痘必順辨』の全文を現代文に訳して、本書に収載した。春朔が、どういう気持ちで、どのような努力をして天然痘予防に立ち向かったのか、この種痘書を読むとよく理解できる。
 春朔の偉業を振り返り、その偉業の歴史性を知ることで、私たちは、多くのものを学び取ることができると考える。
本の内容(目次)
    秋月の黒門
  1. 緒方春朔の遺品を捜す
  2. 天然痘とは
  3. 緒方春朔の生い立ち
  4. 緒方春朔の偉業
  5. 偉業を支えた人々
  6. 春朔の種痘法に対する批判
  7. 春朔の遺徳顕彰
  8. 『種痘必順辨』を読む
  9. 資料
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