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【秋月郷土館】
花見見物客でにぎわう杉の馬場の並木道。家族連れやカップル、年輩のご夫婦連れがカメラ片手に美しい風景を撮影している光景が目に止まります。見事な桜吹雪を見たら、カメラにおさめずにはいられませんよね。
街道を彩る露店商や土産物店も活気がありました。草木染めの作品が多く、お客さんが次々と足を止め、商品に魅入っていました。自然な風合いが人気の秘密なのでしょう。甘木名産の「葛」を使ったお菓子や饅頭なども数多く販売されていました。
しばらく歩きますと、武家屋敷風の門構えの建物が目に入りました。ここは秋月藩の重臣戸波(となみ)家の屋敷跡と藩の学校「稽古館」の跡地を利用して建てられた「秋月郷土館」です。
門をくぐりますと、正面に葦葺きの旧家屋が見えました。右手に土蔵2棟の「歴史資料館」、前庭を挟んで近代的な建物の「郷土美術館」が建っていました。 「長屋門」や「旧家屋」「赤土の土塀」などは江戸時代のものだそうです。
◆秋月歴史資料館◆
門を入ってすぐ右側に、当時の土蔵をそのまま利用した第一資料館がありました。
ギシギシと音をたてる床を踏みしめながら薄暗い部屋の中に入るとすぐ、著明人の書物や写真などの展示品が目に入りました。そこにも緒方春朔関連の展示物が飾られていました。
緒方春朔は寛政5年(1793年)「人痘種痘法」を広く日本中の医師へ広めるために、日本の医学史上初めての種痘書といわれる「種痘必順辨」を著しています。研究に没頭しながらこの本を書いた春朔の天然痘予防への情熱は相当なものであったでしょう。
1階部分には、歴代藩主の肖像画など秋月の歴史を伝える文書、書跡、武具などがあり、2階は古民具などが多数展示されていました。
第二展示室には、秋月藩の絵師、斎藤秋圃の「双鹿の図」などの絵画が展示されています。
今回は、秋月歴史資料館のご好意により、特別に室内を撮影させていただきました。
※葦葺き屋根の旧家屋は、建物自体が史跡ということで、中に入ることはできません。
◆秋月郷土美術館 ◆
近代的な建物の美術館に入りますと、郷土出身のコレクターが寄贈したという、シャガール、ルノアール、横山大観、岸田劉生など、世界の巨匠の絵画や陶磁器が並んでいました。
2階の薄暗い奥の部屋には、藩主が愛用したとされる「甲冑」「備前長船の名刀」「島原陣図屏風」など約100点が展示されていて、のどかな秋月にも島原の乱の影響があったことが偲ばれます。
※こちらも、内部は写真撮影禁止です。
| 住所 |
福岡県朝倉市秋月野鳥532-2 |
| 電話 |
0946-25-0405 |
| 開館時間 |
午前9時〜午後5時 |
| 休館日 |
12月29日〜1月1日、1月10日〜11日
(但、土・日曜の場合順延) |
| 料金 |
大人500円
高校生300円
小中生200円
(20名以上は団体割引) |
詳しくは秋月郷土館のホームページをご覧ください。
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